うるう秒、NTP Leap Indicator(LI)の返却値 ― 2015年07月01日 08:11
今日の午前9時にうるう秒が挿入される。NTPサービスでは、Leap Indicator(LI)に61秒になる旨の予告が入るとのこと。
※日本標準時グループのサイトの説明
以前、NTPの問い合わせを行うWindowsアプリを作ったので、状況を確認してみる。
http://c5d5e5.asablo.jp/blog/2015/02/17/7574328
http://c5d5e5.asablo.jp/blog/2015/02/17/7574328
こちら、RFC5905の該当部分からの抜粋。1日の最後の1分が61秒になるときは、1になる。実際は、2ビットなので、01。
実際にアプリで"ntp.nict.jp"に問い合わせてみると、0のまま。「時刻サーバの応答」とあるのが、Leap Indicatorを表示する部分。
Visual Studioのデバッガでクイックウォッチで問い合わせの結果パケットを覗いてみる。最初の1バイトの先頭2ビットがLeap Indicator。確かに、01はセットされていない。
他のサイトも2、3試してみたが状況は同じ。Windowsアプリは、問い合わせを行う際、時刻同期を行うサーバ同士のモードではなく、clientのモードで行っている。この場合は、Leap Indicatorはセットされないのかも。
P.S.
うるう秒挿入のタイミングを見ていましたが、"08:60"のデータは送られてこなかったようです。"08:59"の次は、"09:00"になったようでした。
Visual Studio Online使用でXAMLデザイナの動作が怪しくなる ― 2015年07月01日 09:05
ソースコード管理のためにVisual Studio Onlineを使い始めて、ソリューションを開き、MainPage.xamlなどをクリックしてXAMLデザイナーを起動すると、「無効なマークアップ」のエラーが発生するようになった。英語だと「Invalid」。
エラー一覧を見てみると、「Page は Windows App プロジェクトでサポートされていません。」とある。明らかに挙動がおかしい。
いろいろ試したところ、ローカルのWorkspacesにある Visual Studio Solution User Options (.suo)ファイルが怪しい。このファイルを削除すると、ウインドウの位置など若干の情報は失われるが、XAMLデザイナーは問題なく起動する。Visual Studio終了時、不正な情報がここに記録されてしまう様子。いろいろ探しても類似事象の報告はなく、当方だけの現象なのか。
そろそろ、Visual Studio 2015も登場するので、当座、暫定対処でしのぐ。Visual Studio Onlineの使用を止めるのも解だが、バージョン管理システムはやはりありがたい。
攻殻機動隊 新劇場版 ― 2015年07月01日 19:04
先のシリーズARISEの後を受け、公安9課が始動するまでのお話。おまけは複製原画。
ここまで来ると、煎茶を3煎はいただいて、お茶殻をポン酢でいただくところまできた感じ。アクション主体で面白いが、わけのわからない感、他にもきっといろいろ考えているはずだ感、世の中こんな単純なわけはない感、が足りない。よく言えば、わかりやすく、まとまっている。これまでの作品とのつじつまも取ろうとした跡を感じる。それが狙いなのか、それとも手に余ったのか。
これからも攻殻を素材に冒険する作品が出てきて欲しいし、同様にいじり倒せるに足る新しい素材も出てきて欲しいところ。
棺担ぎのクロ。5 ― 2015年07月03日 11:38
4コマ誌に掲載されているので、4コママンガなのだろうが、印象としてはどうしても絵本。ダークファンタジーと言っていいのだろうが、日常のなにげないエピソードはほのかに暖かい。この人にしか描けない、という一品。掲載誌「まんがタイムきらら」は普段買わないが(購入誌はCarat)、深刻さをあえて廃しているかのような作品群の中に混じっているのが不思議。
暗めのファンタジーと言えば、Tanith Leeが逝去。早川の翻訳を読んだ後、なかなか日本に紹介されないので、何冊か原書を手に取る。こちらは徹底している。そこが魅力でもあり、紹介が進まない理由でもあるのだろう。確かに、なかなか大変なので、積んである本がなくならない。
青春18きっぷ ポスター紀行 ― 2015年07月06日 17:37
1990年夏から、2015年春までのポスターによる写真集。ページをめくると旅先で出会った景色がふっと呼び覚まされる。外からの景色なので、車内にいると見ることができない絵なのだけど。
行ったところも多いけど、意外と行っていないところもある。これだけいい絵を見せられると、この先、行かなくては、という気にさせられる。
想定外 (原題:Obliquity) ― 2015年07月11日 17:17
英国の経済学者、それともジャーナリストといったほうがいいのか、John Kayの2010年の本。The Kay Reviewという、英国議会の委嘱によるレポートが名高い。
※The Kay Review
原題は、Obliquity。手元の英和辞典によると、not directであること。本書にもよく出てくる「回り道」のほうが近い。構成のしっかりした論文と言うよりは、折々に書き留めた小文をまとめたような体裁。
いろいろなことを述べているが、「世の中は複雑であり、人びとの考え方は多様である、しかも変化し続けている」、したがって、「計画を立て、その通りに物事が進むことはまずない」、ということに尽きるだろうか。あたりまえと言えばあたりまえだが、それを理解しないでなされた多くの事柄を示し、私たちがとらわれやすいことを教えてくれる。
日本については、第二次大戦でのシンガポール侵攻作戦が何度も出てくる。英国人にとって、第二次大戦と日本から連想されることの第一なのか。海外に旅したり、英会話教室にいくと、こんな話になることも多い。その割には、よく知らないことを、ここでも思い知らされた。
法華経寺のハス ― 2015年07月13日 16:09
地元紙によると、法華経寺の八代龍王池のハスが7月半ばにかけて見頃という。梅雨の晴れ間、暑くなりすぎる前の午前に出掛ける。
花は見頃も終い。それでも大振りの花がいくつか。こちらは白。
こちらは、先端が桃色。つぼみも一つ二つあったが、まるで桃まんのよう。
固まって咲いているところは少し。雨でも、もう少し早く来たほうがよかった。
池は思ったよりも小ぶり。
祖師堂の上に広がる青空。すっかり夏の空。八代龍王池はここから左手に進む。
New Horizons 冥王星Fly-by ― 2015年07月14日 21:23
New Horizonsが冥王星の近傍を無事通過。NASA TVでパブリックビューイングの模様を視聴。かなりの盛況。
あと、1秒。
無事、通過。
関係者のインタビューでは、飛行していたのは9年ちょっとだが、プロジェクトとしては15年に及ぶとのこと。技術力もそうだが、なによりプロジェクトの遂行力に脱帽。
年末にはJAXAのあかつきが控えている。一度失敗しての再挑戦。こちらも健闘を祈りたい。
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