生物はなぜ誕生したのか ― 2016年06月13日 20:31
原著が2015年発行ということもあり、21世紀になってからの知見が多数盛り込まれている。おかげで初めて見聞きすることの連続。そのひとつひとつは、科学誌や科学番組で取り上げられることもあったが、それらを学際的に総合することで初めて見えてくるものがあり、本書は、それこそが重要であることを教えてくれる。
それにしても、地球誕生からこれまでの道程は、なんと波乱に満ちたものか。これまでの道程は一本道ではなく、様々な登場人物が相互に作用し合って、時に思いもよらぬ事態を招きつつ、いまに至る。いまから見ると、一本道の必然に思えるかもしれないが、そうではない。なにかと単純化して見てしまう姿勢を、大いに反省させられる。
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