世紀東急、第67回株主総会 ― 2016年06月23日 13:50
春先のポートフォリオ見直しで、建築土木を少し入れてみる。道路舗装が主業の世紀東急。
株価が低いので配当利回りは悪くないが、配当性向は10%台。それもあってか出席者は少なめ。質疑を見ていると個人投資家も土木関係者が多いよう。
最初に、独占禁止法違反の疑いで公取の調査が入ったことの謝罪。震災復興の高速道路の事業におけるもの。業界の事情もあろうが、一般株主が少なく、株主総会の議論が低調なようだと緊迫感が持てないのでは。
・配当性向は、同業内では平均的なもの。バブル期の負債が大きく、同業他社に比べ、設備と人材への投資が遅れている。当面、資金は投資に重点配分し、将来の安定成長の礎としたい。
・排水性舗装は、同業も幅広く手がける技術。遮熱性舗装は、他社にリードする技術。渋谷の交差点にも用いられている。
・アスファルト部材は、業界団体が、年10%程度の市場縮小を見込んでおり、JVなど規模の確保が課題になっている。
・栃木に開設した研修所は、技能労働者と技術要員の育成のため。前者は、自社に限らず協力会社の要員も含めて受け容れ、人材不足への手当を目論む。
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