DIC株主総会 ― 2017年03月29日 18:07
かつての大日本インキ。日本橋にて。今回からお土産がないと言うことで、参加者は少なめ。帰り道、聞こえてくる声によると色鉛筆だったのか。
業績報告は、ビデオではなく、音声付きスライド。対処すべき課題は社長から説明。
・想定為替レート105円/ドル
・来期は2.5%の売り上げ増を見込む
・力を入れている領域として化粧品向け顔料を挙げる
買収した英国企業の貢献が大きく、欧米を中心に高い評価
高い安全性が求められ、FDAなどの審査があることが参入障壁となり、先行優位を確保
質疑
・為替レートの営業利益への感応度
1ドル、1円につき2億円程度
・プリンティングインキの将来性
出版向けはグローバルでも逓減傾向
バリエーション拡充で対応してきているが、パッケージ向けが成長の要
・化学品を扱う上での安全対策
リスクアセスメントの推進を挙げる
・原油価格の影響
調達原料の7~8割が石油系原料
グローバルでの調達の最適化を推進
・オリンピック等に向け、収蔵美術品などを活かしたPR
本社2Fの一般向けスペースの有効活用の一環で検討中
・米国の新政権の政策への対応
地産地消のビジネスなので、影響は抑えられると想定
むしろ、欧州の方が国を跨いだビジネスが多く、将来に懸念
社長説明では、今後の政治経済情勢への言及がなく、そんなに安定した業界なのかと疑念も生じたが、質疑である程度の説明を得た。個別の回答を行う役員の発言もしっかりして好印象。
プレゼンテーションは、コーポレートカラーをベースにしていることはわかるが、強調する箇所で、薄緑の背景に白い字、というのは目立たない。色を仕事にしているのだから、もう少しなんとか。
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