国際課税の動向と展望 - ジュリスト2018年3月2019年02月02日 17:43


ジュリスト2018年3月

特集は、国際課税の動向と展望。経済の電子化の進展により、税が奪われている、という焦燥は、OECD各国共通の悩み。最近もGAFAへの課税について記事が出ていて、わかりやすい図示がある。OECDではタスクフォースを設け、2020年までに報告書を提出する方針であり、今年(2019)6月に大阪で開催のG20の重要な議題となりそうとのこと。あわせて、トランプ大統領の税制改正の国際面の解説、Amazonをめぐる判決の解説が興味を惹く。

連載「債権法改正と実務上の課題」は、「解除と危険負担」を取り上げる。債権法の教科書を読んでいて、何でこんな面倒な議論をこねくり回すのだろう、机上の空論なのではないか、と一度は思う分野。これが、弁護士が実務でどのように考えるか、という視点を交え論じられ、実に面白い。この議論についてどう感じるかで、自分の適性がわかりそうなもの。

QNAP ミラーボリューム(RAID1)のリビルド(修復)2019年02月03日 14:52

QNAPのNASの管理画面を覗いてみると、HDD1に警告が発生。

SMART

致命的なエラーではないが、読み取り障害が発生。壊れてからでは慌てるので、外部ディスクにバックアップを取得した上、予備のディスクと交換。ところが、リビルドが開始しない。

予備とはいっても、バックアップなどで何度か使ったので、未使用、と判定されない。未使用でないと、自動ではフォーマットとリビルドが実行されない仕様。

dd,fdisk

交換したディスクを取り出し、外部ディスクとして接続。コンソールから、ddで管理領域を初期化(この場合は、/dev/sdya)。"fdisk -l"でディスク一覧を出力し、パーティションが不在となったことを確認。改めて、ディスクをHDD1のトレイに戻す。

ミラーボリュームのリビルド

無事にリビルドが開始。探しても、RAID5の事例しか見当たらないが、RAID1でも問題なくリビルドは行われる。

以前には、慌ててトラブルを大きくしたので、はじめてではないとしても緊張する作業。

・交換するディスクは、シリアル番号を確認してから行うこと。
・自信が無いときは、NASをシャットダウンしてから交換すること。

景品表示法の現状と課題 - ジュリスト2018年4月2019年02月10日 13:34


ジュリスト2018年4月

特集は、「景品表示法の現状と課題」。「eスポーツ大会における賞金提供と景品規制(P.40)」では、話題となったeスポーツの賞金をめぐる議論を取り上げる。発端は、H29.7の日経電子版の記事。本論を読む限り、よほどのことがないと、公取や消費者庁が出てくるようには思えないが、疑義があると企業は手を出しにくい点に一石を投じたか。

冒頭の判例速報「プロダクト・バイ・プロセスクレームと明確性要件」では、東洋ライスの特許(金芽米かな)をめぐる事件を取り上げる。製造方法によってでないと、特許対象を明確に出来ない場合の苦労がわかる。

新連載「働き手・働きかたの多様化と労働法」がスタート。初回は、「働き方改革と労働時間法制の課題(P.56)」。働き方改革法案は、労使の妥協の産物であり、双方に課題が多く残る。現状は人手不足。対策として、設備に投資するも、人に投資するも、見極める経営者の能力向上こそが必要。そうでないと、生産性向上はなかなか得られない。

「時の判例」では、「強制わいせつ罪の成立と行為者の性的意図の要否(P.78)」の最高裁大法廷の判決を取り上げる。刑罰は、重大な結果をもたらすだけに、処罰範囲の明確化が必要であるのに対し、対象によっては、その時代の「社会の受け止め方を踏まえなければ、処罰対象を適切に決することが出来ないという特質がある(P.80)」。この両方の要請を踏まえ、どう判断していくか、難しい判断に取り組んだ事件。

事件自体にもいろいろ考えさせられるが、この先、社会的な認識の多様化がいっそう進むと、被害者、加害者共に納得のいく判断が難しくなっていき、刑罰の社会における役割が果たされにくくなっていく、とも心配になる。

「うつ病を理由に退職した社員に対する損害賠償請求の違法性(P.118)」は、退職に対する嫌がらせ事件。訴訟にまで至るとは、両者の間によほどの確執があったのかもしれないが、判例からはそこまでは読み取れない。しかし、実際に、月収20万円ほどの従業員に1000万円を越える損賠を求めて訴える経営者がいるというのは、勝っても負けても、勤め人には悩ましい。人付き合いには、やはり慎重に。

秋葉原2019年02月19日 07:32

久しぶりの秋葉原。交通費を考えると、送料を払っても通販の方が安いことも多いのだが、偶には街の雰囲気を感じてみたい。

秋葉原献血ルーム

ついでに、献血。寒いので、朝、ストレッチに腕立てに腹筋と20分ほど身体を暖めてからの訪問。もう少し暖かければジョギングがいい。おかげで、採血はスムーズに終了。ここは、内装はさすがなのだけど、設備は少し古さが目に付くように。応対も、人が多いせいか、少し素っ気ない感じ。

フィギュアの展示

いつも賑やかな展示は、ウルトラマン関連のフィギュア達。円谷といえば、SSSS GRIDMAN。あの日常の絵から漂う不穏な空気の感じは、Q以来の伝統芸。

街並み

街並みは相変わらずだが、否応なしに馴染みのビルが姿を消す様子が目に入る。ベンガルのあったあたりもすっかり平地に。(写真は中央通り)

お月様

散歩がてらの帰り道。大きく目立つ、スーパームーン手前の月。

夕陽

駅に着く頃には、夕陽。スカイツリーもすっかり景色になじんだ。

殻付き落花生2019年02月19日 14:52


殻付き落花生

殻付き落花生。殻込みの値段なので、殻の割合が気になる。

殻の重さ

ちょうど、デジタル秤を手に入れたので、一山測ってみる。殻は23g。

豆の重さ

豆は、62g。計算すると、豆の割合は、73%ほど。乾燥具合でも変わるのだろうが、7割くらいが目安か。

さて、お値段が手軽な中国産だと、豆だけのお値段は、大袋で100gあたり130円くらい。地元の千葉八街産だと、同じ比率で計算して100gあたり530円くらい。たまに奮発する京都の甘栗よりも高価かも。なかなかに高級品である。

今日はピッタリ256点!2019年02月21日 15:26


暮井慧

先日の秋葉原巡りの戦利品。ダウンロードサイトでも配信されているようす

一曲目の「{re}coding」の方は、プログラミングやりましょ、と、すこし前のめり。二曲目の「アルゴリズミックえぶりでい」になると、そのあたり力が抜けて、プログラミングが日常になじんできた感じ。ちょっとばかっぽくて「歌 ピーチ・マキ」にも聞こえないことも。

歌詞は、それっぽいが、新旧のフレーズが入り交じる。最近では256を意識するのは、RGBくらい?FIFOやLIFOもスタック操作を意識しない今では、どうでしょう。CやJava系列というより、アセンブラやFortran系列っぽい感じ。queryも出てくるから、SQLもか。苦笑しながら聞くのも楽しい。

歌い手氏は、意味はわかっていないけど感覚で歌っています、ということらしいが、プログラミングが必修化されて10年ちょっとも経てば、専攻してました/得意科目でした、という声優/歌い手さんなんかも出てくるのでしょうねえ。

Qなっつ2019年02月26日 11:02


Qなっつ

昨秋から出始めた落花生の新品種「Qなっつ」。出回る数が少なく、近場の落花生問屋の直販所でも訪ねてみようかと思っていたところ、近所のスーパーで発見。

見た目は、通常の落花生と変わらず。ただし、口にしてみると明らかに甘い。食感は、柔らかい口当たり。お値段は、500円/100gくらい。高級品種と言われている半立よりも、少し高め。人気になりそうな味だが、作付けが増えて、お値段もこなれてこないと。

さて、落花生。同じくらいのお値段でも、加工によってずいぶんと味も変わる。天日干しだと、ばらつきは大きくなるが、味は濃くなる傾向。安価な中国産でも、これは、というものもある。

NHK受信料訴訟 - ジュリスト2018年5月2019年02月28日 10:15


ジュリスト2018年5月

特集は、2017年12月の最高裁大法廷のNHK受信料にかかる判決。NHKの設立は、昭和25年の放送法に基づく。その立法趣旨まで遡り、「公共放送」を担うあり方として、放送をめぐる環境変化が生じつつあるとしても、現状の有り様を憲法に反するものではない、と判示。

逆に、環境変化の行方によっては、有り様を変えていくことが必要であり、いっそうの自己規律、自己変革を求めているとも読める。NHKにフリーハンドを与えるものではない様子。

「公共放送」の制度設計としては、財源の確保と、政治的なプレッシャーから一定の距離を取ることが求められる。米国では、公的な財源の方が、時の政権の影響を受けやすく、私企業中心の方が望ましいとされている(P.19)など、文化の有り様に強く影響される。NHKの受信料制度も、大多数の世帯が自主的に受信料契約を受諾することで成り立っており、この国らしい。

求められることも自ずと異なる。日本では、災害などで、全ての人に迅速で正確な情報提供を行う要請が強い。しかし、米国の同時多発テロで電波塔が倒壊し、低所得者層の多い地域への電波が届かない事情が生じた際、「それは彼らもビジネスだからしょうがない(P.31)」と是認する意見があったという。これも、地域差から生じる違い。

「公共放送」。普遍的な制度があるわけでなく、どの国も、微妙なバランスをとるために、ある意味「中途半端(P.45)」な制度を上手に運営していくことが求められている。

冒頭の「租税判例速報」では、馬券払戻金の税金をめぐる別の判決「札幌事件」を取り上げる。結論は、これまでの流れを汲むが、今回は、コンピュータソフトウェアを使用していない。そろそろ、法的な手当てを行い、区分を明確化することが必要そう。