青春18切符入門2013年08月06日 07:33


青春18きっぷ・1000キロの旅
青春18切符でAmazonを探していたら、楽しそうな本を見つけた。「電車で行こう! 青春18きっぷ・1000キロの旅」。小学生の高学年くらいを対象にしているようだ。この手の児童書、意外と侮れない。内容は、18きっぷで新横浜近辺から新山口に18切符で向かう、というもの。18切符、どのように使ってもよいが、初めての人にはやや取っつきにくいところ、列車接続のタイミングのはかり方、お弁当の入手、便利なグッズ、ちょっとした車内マナー、勘どころを押さえている。

本書の旅の目的は、旅行者の一人がお世話になった駅員さんに会いに行くというもの。この出会いで旅や鉄道の楽しさに目覚める。こういった出会いは大切。個人的にもクラスの知り合いが交通公社(JTB)の旅行センター(これも今はない)の人と懇意で、面倒な連続乗車券の手配などをお願いした記憶がある。用もないのに駅に行ってたむろしてみたり。各地で赤字路線の廃線が本格化し、話は尽きない。そこで見聞きした話から、自分でいろいろ調べ、見聞が広がる。大人になってみれば、そんな小中学生に始終絡まれるのも面倒かな、と思わないでもないが。

さて、18切符の旅だが、ムーンライトながら、かつての大垣夜行、で出発する。その日のうちにどこまで行けるか、一度は挑戦するテーマ。これは、ずいぶん前に一度やった。当時は、大垣夜行が定期運用されていた時代。普通乗車券を別に購入して小田原に先行し、0時を過ぎたところで、18切符で改札をくぐり、大垣夜行に乗車。いろいろな驚きがあった。まず、混雑していること。通勤客があらかた姿を消した後、遠くを目指す面々が通路に敷物を敷いて陣取る。客層は、18切符の猛者ばかりかと思いきや、一般客も多くいること。話を聞くと遠くの家族に会いに行くとか。新幹線が常識とは誤り。関西以西であっても普通でなければ会いに行けない人が少なからずいること。結局、大垣まで11時間あまり、意地もあってか立ったまま。それでも、和やかな社内で楽しい乗車。指定席券の運用となった今は、どんな様子か。

本書に戻って。主人公たちは、そんな無茶はせず、新山口に無事到着。無事に恩人にも再会。粋な計らいで山口線のSLに乗るご褒美。その山口線は、先の豪雨で流され、SLもしばらく出番はなさそう。同じく被災した豊肥本線の復旧の記事が出たばかりなのに。早い復旧を願う。