日光東照宮2013年08月04日 08:03

7月末日、青春18切符、第2回は、東照宮に向かう。昨年の年末に訪れたときは、相模線、八高線、両毛線と乗り継いでの日光線であり、駅前で一息ついてすぐに戻らねばならなかった。そこで改めて東照宮に向かう。駅からは、歩いても苦にならないが、登りなので、自信のない人にはバスがある。途中、コンビニは、サンクスが一軒程度と少ないのは、規制があるのか。飲み物は自販機頼り。
日光東照宮

朝9時過ぎというのに、参詣の人が多いのはさすが世界遺産。修学旅行か社会科見学か、小学生の姿も多い。とりあえず、1300円で共通拝観券を求める。この先、お参りする社は数知れず、賽銭に苦労することになるとは思いもよらず。陽明門は修繕中。本殿では、ちょうど、巫女さんによる解説に立ち会う。展示会のコンパニオンの解説の様にはいかず、少々たどたどしいが、この場では好ましい。それにしても、巫女にしても、僧にしても、なかなか商売熱心。お守りなど、いくつ揃えればよいのかしらん。
陽明門は修繕中

奥宮には200段ほどの階段。年配のツアーが少し前を先行する。自分のペースで登れず、やや苦労するが、聞こえてくるガイドの説明は面白い。周りは、立派な杉林。巨木が立ち並ぶのは壮観。本来、家康公の眠る場所として閑静この上ないはずだが、これだけの観光客が訪れるとそうもいかず。自分も訪れておきながら、もう少し静かにと思う。
東照宮奥宮

水戸線、下館2013年08月04日 08:38

日光を後にして、小山に戻り、水戸線を進む。この先、ひたちなか海浜鉄道と鹿島臨海鉄道を目指す。接続に少し時間があるので、下館に一時下車。乗る時間はないが、真岡鐵道と関東鉄道を見に行く。
真岡鐵道
ちょうど、接続のためか、両線ともホームに列車が停車していた。真岡鐵道は、緑と赤のコントラストが鮮やかな単両。乗客は学生が多い。このところ、ローカル線を乗って思うのは、学生と年配客が中心ということ。学校がなくなるようなことがあると存廃に関わる。商店や役所など、道路の要所の方にあることも多く、町作りから考えないと鉄路の維持は難しい。

関東鉄道
こちらは関東鉄道。こちらは、白の車体に赤と青のラインですっきり。駅舎にあるのが、蕎麦屋ではなくカレー店であるのがユニーク。行き先は取手。そう聞くとずいぶん近所まで来ている。

駅を出ると、かつてショッピングセンターであった大きなビル。何か買い物でもと寄るが、上の階に役所の事務所が入るほか、商店は入居せず。SATYが経営難で撤退した後、結局、店舗は入らなかったのか。家の近所のSATYは、結局AEONになって救われたが、ここのフロアは空きのまま。下館は、水戸線、真岡鉄道、関東鉄道と3線が交差し、もう少し栄えていてもと思うが、ままならない。

ひたちなか海浜鉄道2013年08月04日 09:19

勝田行きの列車で水戸を通過し、勝田に到着。ここからひたちなか海浜鉄道で那珂湊に向かう。ずいぶん以前にあんこう鍋目当てで来て以来。
ひたちなか海浜鉄道の切符
勝田では、JRとホームが連絡。そのまま精算もできそうだが、念のため、一度、改札を出て、切符を買う。JRと券売機と改札が共通なのが面白い。切符の地の柄がJRになっている。

ひたちなか海浜鉄道
ずいぶんとかわいらしい列車が停車していた。車内はきれいでひなびたローカル線の趣ではない。通勤通学に便利な乗り物。普段使いの人にはやはりこちらの方がよいのだろう。学生が皆、スマホに一心不乱。指使いを見るとゲームか。それなりに高価なのに普及が進んでいる。

那珂湊のキハ205
2、3駅で皆降りるかと思いきや、そうでもない。那珂湊でだいぶ下車。片道350円で毎日通学は大変そう。ちょうど、すれ違いのため停車中のキハ205に会う。こちらは、レトロな雰囲気。

さて、那珂湊から、大洗を目指す。少し前に、JTB時刻表のグッたいむの投稿で、大洗水族館には那珂湊から歩くのが近い、とあり、歩いても大丈夫と踏んだ。ひたちなか海浜鉄道も鹿島臨海鉄道もそれほど便は多くない。こうでもしないと両方に乗れない。接続まで1時間半ほど。海辺の散策とする。

那珂湊から大洗駅へ2013年08月04日 09:56

Google Mapで目算し、3~4km、それならば、30~40分で着くだろうと踏んだが、目測誤り。たっぷり1時間を要した。大洗水族館まではよかった。その先が長かった。

大洗水族館
那珂湊から商店街を抜けると、中川を渡る橋に至る。橋脚は高いところを渡り、那珂湊の港や大洗水族館、外洋の船舶までよく見通せる。

普段、歩く速度は、時速6~7kmにしている。これだと、10分で1km進む計算になり、距離と時間の換算がしやすい。町中だと、信号待ちを考慮して時速7kmでちょうどよい。早足なので、一人歩きに限るが。ちなみに、大人の歩速は時速4kmくらい。ヒールのある靴の女性の場合は、もう少し遅い。今回は、上り下りが多かったのとよそ見が多すぎた。夏の暑さもこの歩速には少し無理があったか。

銀行のガルパン
大洗というと、ガルパン(http://girls-und-panzer.jp/)の舞台。兵器の嫌いな向きには勧めないが、アイデア勝負に勝った作品。最初の放送が春先だったが、痕跡を探してみる。大洗に入ってもなかなか見つからないが、ようやく銀行の展示スペースに発見。

大洗駅売店のガルパン
次に見つけたのは、大洗駅に着いた後。駅の売店は、グッズ販売所か、という感じ。それにしてもお酒は、未成年には買えないでしょ。このあたりが、聖地周りの年齢層なのか。

大洗駅ホーム連絡通路のガルパン
さすがに駅にはあちこちにある。改札をくぐってホームの連絡通路には、ほぼ等身大のパネルが。

今回のルートではこのくらい。大洗の市街をまわるともっと見つかるのかも。それにしても、この手の相乗りは、地元の人にはどうなのか。到着した列車から降りた面々は、見向きもせず、改札に向かった。機会があれば、春日部や種子島もまわってみるか。

鹿島臨海鉄道2013年08月04日 11:08

大洗駅からは鹿島臨海鉄道。終点鹿島神宮まで向かう。

鹿島臨海鉄道
大洗駅にやってきたのは、通常使用の赤と白の列車。17時台、ほぼ座席は埋まっている。高架が多く、上り下りの少ない路線だが、気動車の走りにはあまり余裕がない。このあたり平坦な印象だが、高架が多いあたり意外と起伏の多い地形。

鹿島臨海鉄道のガルパン
新鉾田で、ガルパン仕様の列車とすれ違う。鉄道の方は、それなりのタイアップ。映像にも鹿島臨海鉄道の列車はよく登場する。映像の方の走りっぷりをイメージするから違和感があるのか。

鹿島臨海鉄道のめんたいパーク
左手に鹿島サッカースタジアムが現れる。その偉容に驚くうちに、鹿島神宮駅に到着。こちらは、めんたいパークのラッピング車両。他に、大洗水族館のラッピングを見かけた。中では、めんたいパークが一番目立っていたか。本来は、JR区間の180円分は、18切符で何とかなりそうなものだが、鹿島サッカースタジアム駅が開いていない日は、如何ともしがたい。

鹿島神宮
鹿島神宮は、鹿島神宮駅から、徒歩10分とある。乗り継ぎの時間は少なく、入り口までの往復。本日2社目。参拝は次の機会に。

月額945円のスマホ 補足2013年08月04日 11:48

日光~大洗の旅程では、IIJmioのMVNO通信サービスを導入したスマートフォンを主に用いた。総行程およそ15時間。使用用途は、Google Mapとブラウザ、天気予報などのアプリ。3G通信量(LTE非対応端末のため)の結果は、41MB。当初想定の倍を越えた。データ量の数え方に違いがあるのかも。それでも、無線LANのある環境では使わないのだから、月あたり、500MBのミニマムプランでも何とかなりそう。使用感は、前回同様、なかなか快適。日光、小山、下館、水戸、那珂湊、大洗、鹿島神宮、あたりでは、つながらないことはなかった。

IIJmio通信量照会

この結果を受け、週末にauショップで通常携帯端末に切り替えた。店員の言葉の行間にちょっと残念なそぶりを感じないでもないが、まあ、気持ちのよい応対で完了。端末はAmazonで調達したので、安心ケータイサポートも外す。手数料は、機種変更の2100円。

ソフトバンクの孫さんのおかげでブロードバンドの価格は下がったとも言えるが、スマートフォンの今の通信料は価格が下がる前のブロードバンドの様とも言える。利用者の通信量を上限付近で見積もれば、確かに適正なのだろう。固定電話も固定のインターネットもなく、スマートフォンのみで高速通信をする人には、月額1万円の通信料はお得かも。しかし、そうでない身には、相応の負担に納める工夫が必要そうだ。車中で見かけたスマホに没頭する学生が、通信料が高くて他に時間を使う術を見いだせない、なんてことでないように願う。

市川市民納涼花火大会2013年08月04日 13:28

8月3日は、江戸川の花火大会。江戸川区花火大会といった方がいいのか。市川市民納涼花火大会とは、共同開催。近辺には10年ほど住むが、はじめて会場に出掛ける。前週の隅田川は急な豪雨で中止だったが、快晴、気持ちのよい風も吹く。どうも風がないと、煙が居座って花火が隠れてしまう。江戸川は、河川敷が広く、人手が多くても十分な余裕。江戸川区の篠崎公園が穴場らしいが、川向こうの江戸川河川敷緑地の方に向かう。打ち上げ場所はやや上流で距離があるが、こちらの方が見通しがよい。

花火大会はずいぶんと久しぶり。およそイメージは変わらないが、変わり種が増えた印象。コンパクトデジカメのため、絵は今ひとつだが、いくつか。手持ちのデジカメに花火撮影モードがあるのをはじめて知る。露出が長いので三脚が要るようだ。Twitterで流れてくる写真はきれいに撮れているので、最近のスマホの方が性能はいいのかも。

江戸川花火
菊の花のような金色の光が印象的。

江戸川花火
彼岸花が一面に咲くような印象。

江戸川花火
フルーツドロップか、ジェリービーンズを散らしたよう。

江戸川花火
管物の菊のよう。

江戸川花火
締めくくりは、まばゆいばかり。長めの露出ですっかり火だるま。

青春18切符入門2013年08月06日 07:33


青春18きっぷ・1000キロの旅
青春18切符でAmazonを探していたら、楽しそうな本を見つけた。「電車で行こう! 青春18きっぷ・1000キロの旅」。小学生の高学年くらいを対象にしているようだ。この手の児童書、意外と侮れない。内容は、18きっぷで新横浜近辺から新山口に18切符で向かう、というもの。18切符、どのように使ってもよいが、初めての人にはやや取っつきにくいところ、列車接続のタイミングのはかり方、お弁当の入手、便利なグッズ、ちょっとした車内マナー、勘どころを押さえている。

本書の旅の目的は、旅行者の一人がお世話になった駅員さんに会いに行くというもの。この出会いで旅や鉄道の楽しさに目覚める。こういった出会いは大切。個人的にもクラスの知り合いが交通公社(JTB)の旅行センター(これも今はない)の人と懇意で、面倒な連続乗車券の手配などをお願いした記憶がある。用もないのに駅に行ってたむろしてみたり。各地で赤字路線の廃線が本格化し、話は尽きない。そこで見聞きした話から、自分でいろいろ調べ、見聞が広がる。大人になってみれば、そんな小中学生に始終絡まれるのも面倒かな、と思わないでもないが。

さて、18切符の旅だが、ムーンライトながら、かつての大垣夜行、で出発する。その日のうちにどこまで行けるか、一度は挑戦するテーマ。これは、ずいぶん前に一度やった。当時は、大垣夜行が定期運用されていた時代。普通乗車券を別に購入して小田原に先行し、0時を過ぎたところで、18切符で改札をくぐり、大垣夜行に乗車。いろいろな驚きがあった。まず、混雑していること。通勤客があらかた姿を消した後、遠くを目指す面々が通路に敷物を敷いて陣取る。客層は、18切符の猛者ばかりかと思いきや、一般客も多くいること。話を聞くと遠くの家族に会いに行くとか。新幹線が常識とは誤り。関西以西であっても普通でなければ会いに行けない人が少なからずいること。結局、大垣まで11時間あまり、意地もあってか立ったまま。それでも、和やかな社内で楽しい乗車。指定席券の運用となった今は、どんな様子か。

本書に戻って。主人公たちは、そんな無茶はせず、新山口に無事到着。無事に恩人にも再会。粋な計らいで山口線のSLに乗るご褒美。その山口線は、先の豪雨で流され、SLもしばらく出番はなさそう。同じく被災した豊肥本線の復旧の記事が出たばかりなのに。早い復旧を願う。