ローカルIPv6のためのDHCPv6の設定 ― 2013年08月21日 18:20
最後は難関。yastは対応していないので、手作業で頑張る。
yastのSystem Services(Runlevel)を起動する。dhcpdとdhcpd6は別々のエントリ。バイナリは同じでも、プログラムは別々に動くのか。dhcpd6の構成ファイルは、/etc/dhcpd6.conf 。

ヘッダに、/etc/sysconfig/dhcpdにLANインタフェースを追加せよ、とある。先にこちらを確認。

DHCPDのインタフェース定義に続き、DHCPD6のインタフェース定義がある。空欄に"eth0"を設定。

試行錯誤したあとの、dhcpd6.conf。IPv4用のdhcpd.confと見比べ、いくつか例を見て回り、設定する。
参考にしたサイト:差異があるので、必須項目はTry & Error
http://davenjudy.org/davesBlog/node/80
http://sophiedogg.com/radvd-and-dhcpd6-server-configuration-for-dynamic-dns/
http://www.mmacleod.ca/blog/2011/08/ipv6-part-8-configuring-dns-and-dhcpv6-on-an-ipv6-network/
試行錯誤の結果、余計な設定が増えたが本質的なところは多くないはず。
ddns-update-style interim;
ddns-updates on;
この設定により、DHCPDからDNSへの動的更新が動く。
leasetime, lifetimeの値は、dhcpd6.confの注釈に従う。
name-servers,domain-searchの値は、IPv6専用の設定がある。
include "/etc/named.d/athome.key"
DNSと連携するためのkeyの在処を指定する。ここが一番重要。SuSEのdhcpdはchrootで起動するため、chroot後の/etc/named.dにファイルをコピーする。IPv4は、yastがやってくれていたらしい。
当方の環境では: /var/lib/dhcp6/etc/named.d
参考にしたサイト:差異があるので、必須項目はTry & Error
http://davenjudy.org/davesBlog/node/80
http://sophiedogg.com/radvd-and-dhcpd6-server-configuration-for-dynamic-dns/
http://www.mmacleod.ca/blog/2011/08/ipv6-part-8-configuring-dns-and-dhcpv6-on-an-ipv6-network/
試行錯誤の結果、余計な設定が増えたが本質的なところは多くないはず。
ddns-update-style interim;
ddns-updates on;
この設定により、DHCPDからDNSへの動的更新が動く。
leasetime, lifetimeの値は、dhcpd6.confの注釈に従う。
name-servers,domain-searchの値は、IPv6専用の設定がある。
include "/etc/named.d/athome.key"
DNSと連携するためのkeyの在処を指定する。ここが一番重要。SuSEのdhcpdはchrootで起動するため、chroot後の/etc/named.dにファイルをコピーする。IPv4は、yastがやってくれていたらしい。
当方の環境では: /var/lib/dhcp6/etc/named.d
正引きのzoneの設定は、dhcpd.confと同じ。逆引きは、また長いzone名称を記述して設定。primaryでDNSサーバを指定するが、FQDNか、IPv4アドレスでないとうまくいかない。IPv6アドレスはエラーになった。
最後に、アドレスを払い出すrangeの設定。IPv6は広大なアドレス空間で悩む。今回は、末尾のアドレスがdd00~ddffを設定。16進だとa~fまでのアルファベットが使えるので、英字の意味を使う例が多い。ここは、dynamicのdとしておく。
最後に、アドレスを払い出すrangeの設定。IPv6は広大なアドレス空間で悩む。今回は、末尾のアドレスがdd00~ddffを設定。16進だとa~fまでのアルファベットが使えるので、英字の意味を使う例が多い。ここは、dynamicのdとしておく。
ファイルを保存したら、/var/log/messages をtail -f で眺めつつ、yastのSystem Servicesから、dhcpd6を有効化すると、サービスが起動。
Windows8 PCの起動を掛けると、IPv4とIPv6の双方のアドレスが払い出される。何度もやっているので余計なメッセージも出るが。
正引きのZoneのレコードを見ると、起動したWindows8(ariel8)のアドレスが登録されている。
逆引きのZoneのレコードにも登録されているが、ずいぶんと長いレコード。

別のPCから、nslookupで確認する。正引きも逆引きも引けている。
構成変更後、キャッシュが残るようで、慌てず確認作業を進める必要がある。途中、dhcpdumpのお世話にもなった。初めてで勘所がつかめず難儀したが、まあ、一段落。最後に、一連の作業の総括をしたい。
構成変更後、キャッシュが残るようで、慌てず確認作業を進める必要がある。途中、dhcpdumpのお世話にもなった。初めてで勘所がつかめず難儀したが、まあ、一段落。最後に、一連の作業の総括をしたい。
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