下仁田、黒瀧山不動寺、オアシスなんもく ― 2014年12月25日 12:28
富岡製糸場をあとに、上州富岡から下仁田に向かう。今度は新しめの車体。
下仁田駅に到着。ひとつ手前の千平駅からは、急な曲がりの多い川縁の線路でなかなかの眺望。すっかり、山間に来た。
下仁田駅。
駅を出て、群馬県道45号を、南牧(なんもく)村方向に進む。役場のホームページを探していたら、同じ字で長野県には南牧(みなみまき)村があり、しばらく眺めていておかしいと気づく。こちら群馬は高齢化率日本一とか。
小沢の集落を過ぎたあたりで右へ。この先、群馬県道202号。
工場が現れ、なにやら、かごにいっぱい。鉱石かと思ってよく見るとこんにゃく芋。このあと、輸送車も見かけるが、遠目には石と区別がつかない。
しばらく行くと住吉の滝の案内。そういえば、南牧村のホームページに滝巡りのページがあった。
先に向かってみる。川面まで降りていかないと眺望は得られないが、降り口が見当たらず。
消防の櫓が見えるところで左折。日差しは温かいが、千葉の海側から来ると、さすがに群馬の山中は冷える。
なだらかな道を進むとあと1.8キロの標識。ここからは、登りがきつくなる。山間の道で日が当たらず、道路にも雪が少し残る。登りはよかったが、下りは登山靴が欲しくなった。
道すがら、まわりは岩肌が露出した山の景色。冬の山の景色もいい。
地理院の地図によると、先ほどの1.8キロの標識から、黒滝山の不動寺まで、高度差で300mくらいある。平らになった駐車場(第一)で一息つく。よく見ると、このあたり国定公園。
もうひとがんばりで黒瀧山不動寺の入口に到着。禅宗のお寺。いまの姿になったのは江戸時代とのこと。ここをくぐる。
すぐに現れるのが大杉。清澄寺にもあったが、岩だらけの山の上にこれだけの大木。
その先に山門。左は切り立つ岩壁。このお寺、本当に岩山に寄り添うように建っている。
本堂にて参拝。
本堂裏にすぐ迫る垂直な岩壁。奥に不動明王の像。
少し先の開山堂。両側に迫る大きな岩山。
境内からの眺望はすばらしい。が、下を見ると切り落ちた岩壁で柵までは近寄りがたい。
入口の事務所に戻る。この左側に登山道がついている。
少し進むと黒瀧山自然探勝路の案内。
山道は整備されている。
登り切ると、三叉路の標識。今日は登山装備ではないので、引き返す。あとで調べると、九十九谷から馬の背、観音岩までのコースはかなりの難所のようで、無理しないで正解。
冬の日暮れは早い。下りは、すっかり、まわりは暗くなり、遠くの山の高いところばかりが輝く。
小沢の集落のあたりで県道45号の方を少し登ると、道の駅オアシスなんもく。建物は2棟。右は食堂やお手洗いなど、左は即売所。
即売所の様子。冬野菜が並ぶ。上に見えるのは芋がら。
奥にレジがあり、その手前はこんにゃく。手練りは250円(500g)。普段使い用は100円から。ちょっと重いが、おみやげには手頃。
裏手には、とらおのパン。330円(小)。炭火焼きのパンということで、人気らしい。お弁当を買いに来た近所の作業員らしき面々も、「まだ温かい、焼きたてか」と物色。持ってみるとずっしりと重く、帰宅後、食べてみると米粉パンに似たもちもち感があり、しっかりとした味でおいしい。
疲れた身体の栄養補給には、野沢菜まんじゅう。信州のおやき。200円。お茶は無料。
中はもちろん野沢菜。少し甘めの皮と意外と合う。
下北駅に戻る。下北駅から小沢の集落まで6キロほど、そこから黒瀧山不動寺まで5キロ。それぞれ一時間ほどの行程。登りは、もう少しかかるけど。小沢の集落まではバスもあるが、本数は少ない。途中見かけたが、大きめのバンで運用。
帰りは蒟蒻畑のマンナンライフの広告をラッピングした電車。Google Mapで見てみると、マンナンライフの本社は上信電鉄沿いにある様子。なるほど。
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