KATANA01をデバイスに使ってデバッグ2015年12月01日 11:10

さて本題。KATANA01のWindows10 mobileを用いてデバッグ。設定で開発者モードに設定の上、USBで接続。モバイルコンパニオンでアクセスできることを確認。

VS2015デバイスを使ったデバッグ

Visual Studio2015でプラットフォームをARMにして、Deviceを選択。

デバイスへの配置エラー

残念。DEP6100とDEP6200のエラーで配置に失敗。調べてみると、レジストリに手を入れたり、SDKやエミュレータを入れ直す手順が見つかるが、どれもうまくいかない。深夜になったので、いったん断念して就寝。

※デバッグ失敗に関する記事のひとつ

ところが、翌朝12月1日、MSDNから Visual Studio 2015 with Update1 配布の案内が。さっそくダウンロードしてセットアップ。

KATANA01をデバイスに用いたデバッグ

無事、配布に成功し、USBで接続したKATANA01でデバッグ実行を確認。端末のOSのバージョンに開発環境が追いついていないのが原因だった様子。さて、プログラムの方は、WinRT XAML Toolkitのグラフ表示はうまくいっているが、上部のタイトル部分の描画がうまくいっていない。

開発者向け機能を使う

Windows10 mobileでは、8.1の時と異なり、端末のロック解除の手続は不要。設定の「開発者向け」の項目で「開発者モード」に設定すれば足る。

P.S.
コメントがあったのでスクリーンショットをもう一つ。

KATANA01でUSB接続

直接、USB機器がつながるか、ということでしたら、OKのようですよ。
と、試しにマウスをつないでみたら、給電量が小さいためか動かず。相手は選ぶ様子。

Bluetooth接続

Bluetoothでもキーボードがつながるようになりましたし。一応、漢字キーで入力切替はできますが、使い勝手はもう一息。

Windows 10 mobileとRequestedTheme2015年12月01日 20:11

Windows10 mobileの実機を手に入れて、これまで作成したUWPのストアアプリを動かしてみると、不具合が見つかる。エミュレータでは判明しなかった問題。

App.xaml RequestedTheme is Light

このアプリでは、App.xamlのRequestedThemeでLight(淡色)を指定。これを前提に、アプリを通して、文字色は黒で実装している。

KATANA01をデバイスに用いたデバッグ

Windows10 mobileの実機で動かしてみると、グラフの上にあるはずのPivotのタイトルが黒で見えない。バックグラウンドが黒で描画され、文字色の黒が判読できない。

同様の問題を指摘する投稿もあるが、Hubではうまくいくとの応答もあり、はっきりしない。

※同様の問題の指摘

Pivot background is set azure

取り急ぎ、PivotのBackgroundを明示的に指定して問題を回避。PivotがRequestedThemeの設定をうまく取り込めていないのかもしれない。

ところで、修正後、パッケージを作成しようとすると、マニフェストのStoreLogoの指定がおかしい、とのエラー(APPX3210)。気がつかないうちに、UWPのStoreLogoはScale200のロゴが必須になっていた。以前、UWPを最初に登録したときは、Scale100だったのに。

※類似の問い合わせ

RenderTargetBitmap.RenderAsyncとBitmapEncoder.SetPixelDataの連携2015年12月03日 10:41

Gridに表示した漢字をRenderTargetBitmapのRenderAsyncでイメージデータとして取り込み、これをバイト列に変換した上、BitmapEncoderのSetPixelDataでBMPやPNGファイルとして出力する処理を書いていた。

崩れた漢字イメージ

PCでは問題なかったが(左)、mobileのエミュレータだとイメージが崩れる。mobileの実機を入手したので確認するとやはり崩れる(右)。

Endianの違いかと確認すると、内部ではBigEndianに揃えて処理している様子。

悪戦苦闘の跡

調べてみると、RenderTargetBitmapのRenderAsyncの引数でイメージサイズをscaledWidth, scaledHeightで指定しているが、生成されたイメージのPixelWidthとPixelHeightは指定した値とは異なるのが原因。BitmapEncoderのSetPixelDataでもイメージサイズを指定するが、scaledWidthとscaledHeightで設定したのと同じ値では、イメージが崩れる。

値が変わる理由は、dpiの相違。PCでは、96dpi。エミュレータや手元のmobile端末では、144dpi。RenderAsyncは、96dpiの場合を1として、機種のdpiとの比に応じたサイズでイメージを生成する。144dpiでは、縦横1.5倍のサイズのイメージになる。これを理解して、生成されたイメージのサイズとdpiを用いて、SetPixelDataを呼び出せば、正しいイメージのファイルが生成される。

プログラム中で使わないまでも、イメージのサイズや、バイト配列のサイズを、確認しながら、進めるべきだったか。mobileでのバイト配列のサイズが異様に大きいことを見過ごしていた。

それにしても、MSのリファレンスでは、ここまでは読み取れない。

※RenderTargetBitmapの説明

結局、ファイルを比較するために、PNGをBMPに変え、PictureLibraryに出力する処理を用意し、CygwinでBMPを"od -x"でテキストに落としてdiffを掛ける羽目に。デバッグ中は圧縮フォーマットは、色々気づきにくい。UWPとはいえ、PCとmobileの隠れた相違には、これからも悩まされそう。

ゲストOSへのRDP接続がちょこちょこ切れる2015年12月10日 14:13

VMware Workstation上のゲストOS(Win10)にRDPで接続していると、ちょこちょこ切れるようになった。8.1の頃にも同様の症状があり、10で改善したと喜んでいたら、更新が進んだところで再現。

症状としては、最初、キーボードやマウスの入力が効かなくなり、そのうち、接続断で再接続中のダイアログが出る。画面の更新はしばらくつづいているのが不思議。これが、数十分おきくらいに発生する。手を動かしているのを止めているときに発生しやすい印象。

困ったことに、接続断ではEdgeを道連れにしてしまい、再接続後にタスクマネージャでExplorerを再起動して回復する必要があるのでたちが悪い。

82574L Property

調べてみると、いろいろな報告がある。ゲストOSとはネットワークをブリッジ接続するが、そのためのドライバをホストOSに入れる。これと、NICのドライバとの相性が問題の可能性が高そう。ところが、NICは、Intelの82574L。Intel自身のドライバ更新は終了しており、Win10付属のMSのドライバを使用するしかない。

せめての悪あがきと、NICのプロパティを調整してみる。受信バッファ(Receive Buffers)のサイズを256から512に増やしてみると、症状が緩和。しばらくは、様子を見てみる。

それにしても、Win10のネットワーク周りは、チーミングの件も含め、デグレードが発生しやすい。

P.S.
なかなか安定しません。ほかのパラメータも試していますが。緩和のレベルまで。

P.S.
もう少し調べてみると、UDP使用時に接続が不安定になることがある様子。Switchとの相性が問題になるらしい。この場合、VMwareの仮想Switchとの相性になるのか。クライアント側のリソースを編集して、UDPを無効にしたところ、ずいぶん安定した。


ASAHIネットもIP53Bを実施2015年12月15日 07:12


朝日ネットもIP53B適用

昨日のDNS障害はなかなかつらかった。クラウドサービスを使っている作業は、開店休業状態。その報告がトップに掲載されたので、確認。やはり、DDoS攻撃を受けていた模様。昨日に限らず、DNSが不調の日がぱらぱらとあったので予兆はあったが、サービス提供が難しくなる前に対応しきれなかったというところか。

※DDoS攻撃
DNSへのDenial of Service(相手側リソースの食いつぶし)攻撃

DoS攻撃に対しては、攻撃に荷担するサーバが多数にのぼると、物量で対抗するのは難しい。やはりというか、IP53Bで対応することになったと報告書にある。

IP53Bでは、朝日ネットの「外」から「内」へのDNSの問い合わせを遮断するので、朝日ネットの外に向けて開放しているDNSサーバを持っている人は、報告書の「対処」にある個別対応が必要。自宅にローカルのDNSサーバ(朝日ネット内)を建てて、朝日ネットのDNSサーバを転送先に指定するような使い方では影響はない様子(内から内への扱い)。

この手のトラブルでは利用者に連絡を取るのは難しいが、昨日のサポートページの内容では、障害が長時間に及ぶことが予見できず、利用者として対応が取りにくかった。今回の報告書も、一般利用者向けとしても、それなりの利用者向けとしても、説明は中途半端な印象。

利用者側の対策としては、もう一つ回線周りの強そうなところと最安のプロバイダ契約をして、DNSなどのバックアップを確保するか。もっと手近では、USBの無線LAN子機をPCに付けて、テザリングでスマホ経由で外につながるようにしておくか。

HHKを分解して洗浄2015年12月19日 11:41

食事中、うっかり、鍋の汁をキーボードに掛けてしまい慌てる。
しかたない、分解して洗浄するか。

HHK分解

開けてみると東プレの印刷。製造元はそこだったのかと納得。

HHK無刻印洗浄後

キーボード部分は、静電容量無接点方式のためか電子回路はなくプラスチック部分のみ。安心して、台所洗剤でごしごし洗う。基板の方はアルコールを染ませた綿棒でほこりをぬぐう。おかげで、キー上面の汚れもきれいに。年末に怪我の功名。

漢字合わせパズル - アプリリリース2015年12月27日 22:19


漢字合わせパズル リリース

「漢字合わせパズル」の名称で、ユニバーサルWindowsアプリをリリース。手元にある「植物の漢字語源辞典」が好きで、なんとか活かせないかと考えたのがきっかけ。

※ストアのページ

開発時間は、107時間ほど。うち、15時間ほどはデータ作成。常用漢字を収録しようとしたため時間を要す。実装では、フォントデータを用いたイメージファイルの作成に手間取る。これは、前に記事にしたとおり。あとは、ゲームという性格上、ちょっとした操作性が気になるので、ちょこちょこ手を入れるのだが、思ったより時間を取る。

今回、Windowsスマートフォン、タブレット、PCと主要な機材を揃えて検証できたのは、収穫。欲を言えば、同じプラットフォームでも、解像度の異なる機材があれば、万全を期せるのだけれど。

安房神社、天神山、洲崎神社、洲崎灯台、館山港2015年12月30日 21:22

このところデスクワークつづきだったので、リハビリをかねて、出掛ける。

館山駅

着いたのは館山。山と渓谷社の「11.千葉県の山」から、40.館山野鳥の森とそこにある天神山が最初の目的地。最初は低いところから。

安房神社までのバス乗車券

最寄りの安房神社までは、JRバスで短絡。20分ほどの乗車。車内案内によると事前に駅前の案内所で乗車券を購入しておくのが正解。定時運行のため、車内での精算は避けたい様子。

安房神社

バス停に降りるとすぐに案内が目に入る。鳥居をくぐって、参拝。

日露戦役祈念碑

境内には戦没者慰霊碑に加えて日露戦役の祈念碑。館山の地が軍事の要衝であることを思い出させてくれる。

ふれあい野鳥館

安房神社の隣にふれあい野鳥館。この先が野鳥の森。整備された遊歩道がつづく。

国見展望台から洲崎方面

最初の眺望は、国見展望台から。洲崎方面を望む。好天で見晴らしは効くが、遠くはややもやがかかる。

天神山方面には迂回路

いったん沢まで下って、天神山を目指すが、橋は老朽化で通行止め。迂回路を行く。

天神山山頂145m

時計回りに道をたどって天神山の頂上に到着。ペースを乱さない登り方が身についてきたが、久しぶりはややこたえる。地図では146mとあるが、標識は145m。眺望は開けない。

大島展望台から洲崎方面

下りつつ少し進むと大島展望台。ようやく眺望が開ける。先ほどの雲が姿を消して一面の青色。

大島展望台からの道は急な下り

ここからは、ほぼ一気の下り。逆回りに登らなくてよかった。

ふくらみかけの桜のつぼみ

四季の森をまわりながらの帰り道。すでに桜のつぼみが膨らみ始める。

山の椿は見事

椿の方は、あちらこちらで見事に咲き誇る。

安房の街猫

神社を出て、洲崎方面に歩を進める。人家のまわりには、ここでも猫。漁港の街なので、気持ち精悍な表情に。

平砂浦に並ぶ釣り人

歩きながら、平砂浦(へいさうら)の海岸を望む。大勢の釣り人。

道すがら乗馬に出会う

と、乗馬の列。道沿いには、サーファーが集まる宿や駐車場が連なる。年末にお楽しみの皆さんが多い様子。

道の駅南房パラダイス

少し行くと、道の駅「南房パラダイス」。お土産物は充実していたが、ちょっとした軽食をという期待は裏切られる。直販所もなく、地元が盛り上げていくという雰囲気は薄め。

道路脇の菜の花

道沿いには、もう咲き誇る菜の花。

道路脇の水仙

水仙も。

カラスと戯れる猛禽

ピーヒョロローと鳴くトンビの類を多く見かける。ここでは、カラスと遊んでいるのか、一戦交えているのか。何羽も入り交じって飛ぶ。

洲崎神社

西への道が終わると洲崎神社。本殿には長い階段が控える。再び階段の試練。登り詰めた本殿は、正月飾りの準備で忙しい。

富士見鳥居

脇を進むと、富士見鳥居。この先に富士山が控えているそうだが、姿ははっきりとしない。帰宅して、写真を引き伸ばすと、うっすらと。もう少し空気が澄んでいればはっきりと拝めたはず。

洲崎灯台

神社を降りて、洲崎灯台へ。案内標識の通りに進むとやや遠回り。

洲崎灯台から東京湾奥

ここからの眺めも見事。これは東京湾の奥を望む。

波左間海水浴場

今度は、東への道。波左間の海水浴場で一休み。

見事な群雲

上を見ると、見事な群雲。

救世主登場

安房神社から始め、館山まで残り7kmを切って、ようやく最初のコンビニ。手持ちの食料が少なめで、まさに救世主の登場。このルートはお店に恵まれないので準備が肝心。

館山湾夕暮れの群雲

館山港に沿って進む。港から、夕方の陽に照らされた群雲がみごと。今日は空の雲に見どころ。