関東鉄道2014年03月11日 19:55


関東鉄道常総線
下館で真岡鉄道から、関東鉄道常総線に乗り換え。取手に向かう。
特別のヘッドマーク。常総線開業100周年ですか。

途中、水海道でホームの向かい側に乗換。ここまでが単線。この先が複線。別々の運用をしている。つながってはいるものの、利用者層は2分している様子。乗る前に時刻表では直通がないのが不思議だった。


関東鉄道竜ヶ崎線
取手に着くとまだ時間は早い。せっかくなので、佐貫に足を伸ばし、竜ヶ崎線ものりつぶす。おなじ関東鉄道だが、つながってはいない。始点の他、2駅のみの短い路線。ほぼ、直線コース。写真は竜ヶ崎駅ホームに停車中の車両。こちらも白を基調に、赤と青のスプライト。


竜ヶ崎駅
竜ヶ崎駅の看板。なかなか味がある。

ここから、おなじ道を引き返すのも芸がないが、歩いて戻るには少し距離が長い。到着後、5分ほどですぐに折り返す列車にふたたび乗り込む。

大阪ことば学2014年03月12日 16:46


大阪ことば学
今は、岩波現代文庫で出ている様子。手元にあるのは、講談社文庫。金田一春彦の序文はない。最初の刊行は、創元社から1999年。当時、30歳台くらいを境に、大阪の言葉への印象が変わる、とあるが、それから15年。今は、どうなっているのだろう。

小学校のころ、周囲には転勤の家庭が多く、大阪を含め、いろいろ地域の出身者がいた。その頃の影響は大きいらしい。真岡鉄道に乗りに行った際、列車を待てずに歩き出したが、「何もしないでじっと待つのが苦手」というのは、大阪出身者の影響を受けたか(第8章 待ってられへんがな)。

あとがきで、「本当の東京の人の話し方というのは、おだやかで落ち着いたもの」とある。最近は、とんとお目にかかれていない。

ポン・デ・センバツ!! 東日本2014年03月13日 13:18


ポン・デ・センバツ!!
ミスタードーナツでポン・デ・リングのご当地版が登場。全国発売をかけて投票を受け付けているので、今日のお昼ごはんでチャレンジ。東日本では、上の4種類。最初、店頭に2種類しかなく、お会計を済ませると、残りの2種類が登場。再度、レジにならぶ。

ご当地の名物とポン・デ・リングのもちもち感をどう組み合わせるかが勝負。ともすると、ご当地名物そのものになってしまうので、ポン・デ・リングのアイデンティティとのバランスが決め手。個人的には、おもしろさもあって、味噌きりたんぽに投票。どれもおいしいのだけど。醤油や味噌ベースだと、ドーナツの甘さというよりは、お餅やお団子の甘さになるので、甘すぎるのが苦手の向きにもよいかも。

おいしくいただいた後、やはり甘さが欲しくなって、エンゼルクリームとか食べてしまう。

エアコンクリーニング2014年03月14日 14:41

冷房の季節には早いが、この時季、住んでいる地域では割引があるというので、エアコンクリーニングを頼む。掃除の時に内部の黒ずみが気になっていたが、調べてみると、エアコンのクリーニングは、ごく普通のサービスになっていることに気づく。知らずにいて損をすることもある、気になったことは躊躇せずに調べる習慣が大切、と改めて思う。

賃貸に備え付けの備品でもあり、掃除の専門がよかろうと、ダスキンのサービスを頼む。ちょうど、ミスドのドーナツを食べていたのもあるが。

Webで予約をすると、4~5日先であれば、作業できるとのこと。予定時間は、1~1時間半。車を停める場所の確認がある。管理人の所在や、駐車できる場所を把握していると話が早い。


クリーニング後のエアコン
最初に、2畳くらいのブルーシートを敷く。また、近所の家財に薄いビニールの汚れよけをかける。カバーを取り外した後、エアコンの周囲をビニールで覆い、作業用の袋を掛ける。この辺は、サイトの写真にあるとおり。

洗剤を噴霧器で掛け、高圧の水で洗浄する。見た感じ、ハンディのスチームクリーナーのごつい版。この機械の音はかなり大きい。壁の薄い集合住宅では、気を付けたほうがいい。10~20分くらい、音の大きな作業が続く。汚れた水を下に置いたバケツに溜めるが、終わった後、見せてもらった感じでは、底の方に少し、という程度。ダスキンのサイトの写真では、かなりの量があるが、エアコン一台ではそうはならない。

今回は、抗菌コートを頼んだので、それを噴霧し、水気を拭き取って、本体は終わり。写真は、その状態。暖房を入れて乾燥中。その後、カバーを浴室に持ち込んで洗い、再度、取り付けて終わり。

通しで1時間ちょっと。さすがに手際がいい。使う道具も手順も、実に最適化されている。日々改善していかないと、こうはならないとの印象。


ダスキンエアコンクリーニング
領収書とは別に契約書をもらう。割引があったので、抗菌コートをして、本来のお値段とおなじくらい。一日8時間勤務として、予約を入れても4~5件くらいだから、人件費に粗利と考えると、このようなものだろう。そう考えると、作業中に話しかけて邪魔するのもほどほどと思ってしまった。

素粒子論2014年03月19日 22:08

このところ、素粒子についての本を読んでいる。

素粒子、物理の世界
学生のころ、手に入れていたのは、湯川秀樹らの新書。手頃に入手できる科学書としては、岩波の赤や青、講談社現代新書、ブルーバックスといったところ。「素粒子」は、湯川さんのはしがきの日付が1969年。「物理の世界」のまえがきが昭和39年。素粒子の章を見てみると、中間子の発見の後、粒子加速器が数多くの新しい粒子を見つけている最中の頃。


超弦理論入門、他
今回、手に取った主なところ。片山さんの「素粒子論の世界」のはしがきの日付は、1971年。上記の本の出た頃の研究の現場の様子を生々しく伝える。南部さんの「クォーク」の前書きの日付は、1997年。湯川さんの本の頃から、研究は進み、クォークモデルが登場し、素粒子の標準模型まで語られる。そして、大栗さんの「超弦理論入門」。あとがきの日付は2013年の夏。標準模型の先を探る。

通して読むと、実験と理論がお互いに牽引していくさま、模索の過程がよくわかる。湯川さんは、新書の最後に、「素粒子の方もまた、広がりを持っていなければならぬ」とし、「時空自身の量子化ということを、もう一度、考えねばならなくなるかもしれない」と述べつつも、「今それを論じるのは時期尚早であろう」と締めくくっている。その後、加速器実験が成果を上げ、理論もそれへの対応に集中する期間が続き、しばらくなりを潜めていた。それが、再び、弦理論や超弦理論とともに、新しい形で取り上げられていく。景気循環のコンドラチェフの波のようでもあり、半導体産業における牧本の波のようでもある。

なお、どの本も、湯川さんを伝える箇所では、湯川さんが好んで取り上げた李白の詩の一節を挙げる。「天地は万物の逆旅にして、光陰は百代の過客なり」。手元の漢和辞典によると、逆旅の逆は、迎におなじ。二字で宿屋。発想の源流は、荘子にあるという。これが、広がりを持つ素粒子、素領域、巡りめぐって超弦、につながっていくことの不思議。

そんな折、タイムリーなニュースが入ってきた。南極の宇宙マイクロ波背景放射の観測で、インフレーションに関連する重力波の痕跡を捉えたという。
この研究については、超弦理論入門でも少し触れている。


CP非保存と時間反転、素粒子を探る粒子検出器
少し前は、岩波の物理の世界のシリーズに夢中だった。巻に抜けがあるところを見ると、おそらく、まだ完結はしていないが、どうなることやら。
さて、「CP非保存と時間反転」は、2001年の発行。反粒子が少ないことから、CP対称性の破れ、その検証のためのKEK他の実験について触れる。「素粒子を探る粒子検出器」は、2007年の発行。ヒッグス粒子の検出を発表したCERNの加速器を初めとする、素粒子の実験装置を概観する。テーマを絞って、簡潔でわかりやすい、との印象だが、全体感をつかめる上述の本と併せて読むのがよかった。

それにしても、人の一生ほどの時間のうちに、これだけの進展があるとは。湯川さんの本が出たのが、先の東京オリンピックの頃、次の東京オリンピックの頃には超対称性粒子が発見されているかもしれない。

豊川いなり寿司フェスタ2014年03月22日 21:45

18切符。今回は豊川稲荷。このところ、お稲荷さんを扱ったアニメがあったり、それよりも、「高杉さんちのおべんとう」の第22話が気になっていた。調べると、ちょうど、豊川いなり寿司フェスタが開催とのこと。
http://www.inari-moriage.com/


豊川稲荷本殿
豊川稲荷に到着。行く前に調べたところ、お寺さん、というのに驚く。神社と信じて疑っていなかった。


お狐さま
本殿前には、狛犬よろしくお狐さまが左右に。


豊川いなり寿司フェスタ
いなり寿司フェスタの案内板。境内は、いなり寿司の販売の他、ご当地いろいろの販売でごった返す。


豊川いなりまん
いなり寿司の食べ比べ選手権が開催中。9件あるが、そんなに食べられるわけもない。3件ほど選ぶ。どれもおいしいが、原型に近いものは、やはり、インパクトに欠ける。意外といけたのが、豊川いなりまん。あんまん、肉まんの餡の代わりに、いなり寿司ベースの餡を巻く。まあ、現地の行列を見る限り、安全そうなのが売れていたが。


かつなりくん
このところ、イベントを賑わすゆるきゃら達が、ここでも勢揃い。見た感じ、豊川市のいなりんをしのぐ人気だったは、ご近所の刈谷市のかつなりくん。


観光案内所のお狐さん
帰りは、参道から。お稲荷さんのお店が並ぶ。本殿では厳めしい姿だったが、観光案内所では、かわいい姿でお出迎え。

大井川を歩いて渡る2014年03月23日 10:00


伊那路
豊川稲荷のいなり寿司フェスタを楽しみ帰路へ。豊川でちょうど伊那路がホームに入ってくる。


金谷
予定より早めの帰路になったので、金谷で下車。大井川を歩いて渡ってみる。


大井川鉄道
駅のすぐ隣には、大井川鉄道の金谷駅。ここも乗りに来なくては。


島田まで4キロ
繁華街を抜けると、島田市街まで4キロの表示。金谷の駅からだと、5キロほど。歩いて1時間弱。


大井川橋
表示からすぐ大井川橋の袂に到着。


大井川橋歩道
橋の歩道は、車道とは分離。


大井川
途中、下流方向を望む。普段、江戸川や荒川を渡ることがあるが、下流の一番幅の長いところと比べても倍ほどあるのでは。隣を走る車が気にならないのがいい。トラス橋で橋脚の間隔も狭めなので、大型車が通るたびに揺れることもない。現在、水量は管理されているとはいえ、江戸時代、ここを歩いて渡ったと思うと感慨深い。


大井川を渡る貨車
奥のJRの橋を貨車が渡る。橋の全長ほどもある。このところ、景気が上向きのためか、貨車をよく見る。


島田
島田駅に到着。ロングシートで景色が楽しみにくい分、ちょうどよい散歩。

日本マクドナルド2014年03月25日 17:12


日本マクドナルド株主総会
原田社長を一度見ておこうと出掛ける。

それなりに苦戦していることを認め、2014年度の施策を説明する。質問にもあったが、現状と課題について、個々の施策の対応がよくわからない。よく聞くと、対症療法的なアプローチは、採らないということのよう。競合がこうしているから、どうする、ではない。競合とのギャップが狭まったのが主因なので、ギャップを拡大すべく新しい施策を打つ、という。おなじレベルで先陣争いする者の発想ではなく、抜きんでて先頭を走る者の発想ということ。なるほど。久しくこのような話を聞くことがなかったが、確かに王者の戦略とすればそうなるか。まあ、その分、成果の方は第三者には予測が難しい。信じる信じないは自分で決める。

面白いところでは、I'm lovin' it! のフレーズの由来の質問があった。英語の教師だった方が、どういう意味か?と。中学くらいの英語の文法書ではNG。このフレーズは、10年ほど前、全世界のマーケティングの会議で決めたものだが、元々、ドイツ生まれとのこと。原田社長の、「おいしいものに出会ってとっさに口を突いて出る表現、翻訳して特定の表現になるものでない」、というのが、正鵠を射ている。

メニューの質問、要望は多数。回答に一貫するのは、全世界で提供する上で効率を重視しなければならないこと。メニューの多様性と効率は背反し、よいバランスをとることが重要というが、他社よりも効率を重視する姿勢が窺える。加えて、売れれば何でも作る、というのでなく、マクドナルドらしさを追求するという姿勢。和食、洋食、と比する一つのジャンルを担う、というくらいの意識がある。